AFTER
BEFORE
元々は他社で30年ほど前に施工された物件。
屋根と壁の両方にカビが付着してしまい肌状態が非常に悪くなってしまっていました。劣化が激しくコーキングの割れなども多数見られました。
現場は、周りが畑の土地です。
湿気が強く、風も通るため風化で壁面が劣化していた状態です。元々沼地や砂地で地下に地下水が流れているなど、土地によって湿気の強い場所はあり、この物件同様に新築後数年するとカビの付着が見られるようになってしまいます。
施工期間は3週間。
まずは調査を実施したところ、コーキングの割れが多く、外壁剤そのものの劣化とこけやカビの付着が見られました。そこで、最初に高圧洗浄を施し、こけやカビがすべて落ちるまでムラが無いように丁寧に時間をかけて対応。そのうえで殺菌剤の塗布をしました。こけやカビがある場合、ただ高圧洗浄しても菌がそこに繁殖しているため、一度殺菌剤を塗布することで一旦菌を完全に殺す必要があります。
そして、コーキングの打ち替えを行いました。下塗りには劣化が激しいときに塗るサフェーサという下地材を塗りました。サフェーサは厚みのある塗料なので、下地に厚みができ、上塗り材の吸い込みを避ける効果があります。こうすることで、上塗りの効果が上がり、外壁材の本来の効果を発揮させることができます。
立地条件で将来的にこけやカビが付くのは仕方が無い場所のため、外壁の色はこけやカビが目立たない茶系の色にして対応しました。
屋根はモルタル系の厚みのある屋根材だったため、塗りムラができないように特に気を遣いました。小さな屋根材の組み合わせでできている屋根のため、隙間があったり凹凸があったりと細部まで丁寧な作業が必要になります。細部まで丁寧な仕事を心がけ、お客様に確認をしていただきお引渡しとなりました。