AFTER
BEFORE
知人のお子さんの住居物件。築年数も経っており、外壁の塗り替えはそれまで一度も行っていなかったよう。外壁には多くの穴やクラック、錆やカビなど、状態としてはかなりひどい状況でした。以前ペンションとして使っていた物件を住居用に中古物件として購入されたようで、塗り替えをして心機一転されたいということでご依頼いただきました。
ご要望として、和風な外観を洋風にしたいということでしたので、玄関の壁はサイディングの貼り替えし、破風の鈑金対応。外壁は洗浄し、穴やクラックの補修のために下地処理剤を使い補強。写真には見えませんが外階段等もあり、鉄部が結構ありました。それらの錆もひどい状態でしたので、鉄部には置換剤を塗布。置換剤を塗ること赤錆を黒錆に変えます。赤錆には鉄部を腐食する性質があります。黒錆に置換することで腐食をとめ、その後の錆を発生させにくくします。
これらの処理を施したうえで下塗りを行いました。下塗りの際にはサフェーサーという厚みを持たせる塗料を使用。経年劣化で壁の厚みも薄くなってきてしまっていましたので、サフェーサーで補強することで、強度を上げていきました。最後はシリコン塗料で2度塗り。外壁の色は白と黒で統一。軒裏も木が露出していましたが、白の塗料を塗布し、全体に統一感を持たせました。仕上がりには、お施主さんも大満足していただきました。